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  • 断酒の誓い

    更生プログラム

    入院生活では退院後も断酒を続けられるよう様々なプログラムが組まれています。
    アルコール依存症について知識を深める講義や体を動かすレクリエーションなんかもありますが、本日行ったのは参加者が酒を原因とした様々な問題を語り合い断酒を続けられるよう語り合う場でした。

    アルコール依存症の恐怖

    私自身はアルコール依存症で大きな事件を起こしたことはあまりありませんでした。しかしながら様々な人の話を聞くと継続することによる様々な悪影響を知ることができます。
    具体的なエピソードは出せませんが、色々な話を聞けたのは今後に生かせると思いました。

    誓いの唱和

    会合の中で驚いたのは最初に全員で断酒の誓いを唱和することです。
    会場に貼られた言葉を読み上げ、今後も断酒を続けることを誓います。この誓いを刻み込んで失敗を繰り返さないよう頑張ります。

  • 長時間の外出

    ショッピングモールへ

    本日は午後の予定がないこともあり昼食後から夕食前まで届出を出し、許可を貰いました。
    入院生活をしてみて不足していたものがいくつかあったので近場のショッピングモールへ買出しに行きます。
    目的はWiMAXと折りたたみできる洗濯籠、食器を洗った際に置いておける場所です。
    院内にもWi-Fiはあるのですがあまり電波が強くない上、繋げないサイトがいくつかあったためテザリングで対応していました。
    しかしながら通信料がとんでもないことになってしまったのでWiMAXを契約することにしたのです。
    ショッピングモールにはUQショップとダイソーがあることは確認できていたのでそれぞれ購入してきました。

    アルコールの誘惑

    ショッピングモールには当然アルコールが置いてあります。
    どの程度飲みたくなるかが疑問ではあったのですが、大して感じなかったのが正直なところです。
    一週間程度飲まないでいると習慣が抜けていくことを感じました。

    お菓子の誘惑

    ショッピングモールでつい買ってしまったものはお菓子です。
    おかしのまちおかがあったのでつい寄ってしまい多量のお菓子を買ってしまいました。
    入院前は毎日体重を測っていたのですが入院後は計測しておらず、病院食は結構量が多いのにお菓子を食べてしまっているので体重の増加が怖い今日この頃です。

  • 初めての外出

    開放病棟のルール

    開放病棟では観察病棟と違って外出が可能です。
    外出は2つのパターンがあります。
    ・近くのコンビニに行く
    ・外出箔届を出して先生の許可を得る
    近くのコンビニについては日中帯に1日1回30分まで行くことができます。
    こちらは台帳に名前と時間を書けば簡単に行くことができます。
    しかしながらこの方法では30分しか出られませんので長時間外出する場合は届け出が必要です。

    外出箔届

    外出箔届は基本的に3日前までに出す必要があり、出発時刻と戻り時刻、そして外出の目的が必要となります。
    3日前というは先生がチェックを行う関係上ということなので最初は2日前でも大丈夫とのことでした。
    2日分出してみましたが、昼食やプログラムと夕食の間の時間で買出しや散歩を理由としても通ったので、入院生活に支障がなければ結構外出はできそうです。

  • 移動後の病室

    病室移動

    朝食後に看護師さん達が台車を持ってきました。
    今まで使っていた布団に乗せて持って行ってくれます。
    荷物はカバンに纏めていたのでカバンを持って病室を移動しました。
    同じフロアでそこまで離れていないので移動に時間はかかりませんでした。

    病室のメンバー

    移動後の病室も4人部屋でしたが2名先客がいました。
    私と一緒に移動した人がいたので全員埋まった状態です。
    1名は明日移動するとのことなので本日限りですが中々気を使います。

    2回目の入院者

    同室のメンバーと話して意外だったのは一度退院した後に再度入院した人がいたことです。
    私は会社の保健師さんから通院した人は完治した人はいないが入院した人は完治していると聞いていたので意外でした。
    開放病棟からは今後断酒を続けるためのプログラムを実施していくとのことですので、きちんと心得を身に着けて回復させることが重要になってくると改めて痛感しました。

    外出

    今までいた観察病棟では病院内から出ることはできませんでしたが開放病棟では出ることができるようになります。
    本日は出ることができず、明日からということですのである程度外出していきたいと思います。

  • 病室の移動

    病室の種類

    私が入院している病院には3種類の病室があります。
    ・観察病棟
    ・開放病棟1F
    ・開放病棟2,3F
    観察病棟は夕方以降外に出ることができません。
    まずはこの観察病棟で離脱症状等の状況を見ます。
    一般的には一週間程度で開放病棟に行くのですが、症状が重い場合は観察病棟の中でも個室に入れられたりして長い期間観察病棟にいることになります。
    その後、開放病棟1Fに行き更生プログラムが開始します。
    1Fは体が悪い人が長くいるそうですが、観察病棟が終わると開放病棟1Fへ移動となります。

    移動の告知

    入院から5日が経過した朝、朝食後に熱や脈拍、離脱症状の確認を行った後に看護師さんがいらして明日から開放病棟への移動を告げられました。
    私の場合は40前であり、多量に飲むようになってから4年程度だったため離脱症状や体を壊している部分がなかったことから問題なしと判断されたと思われます。

    移動の準備

    入院生活の中で生活用品をカバンに入れっぱなしは不便です。
    服や本は箪笥に入れており、電子機器や貴重品は金庫に入れていました。
    スムーズに移動するためにある程度カバンに入れなおし、明日の朝には全て入れて置けるよう準備しなければいけません。
    慌てて物を整理して準備することとなりました。

  • 病棟の雰囲気

    第一印象

    入院して病棟に入った第一印象は病院独特の臭いが普通にしたことでした。
    私自身がアラフォーですし、同年代くらいの方が多くいるものかと勝手に思っていたのです。
    実際にはもう少しお年を召した方が多く、定年間近かそれ以上の方が多くいる印象です。
    そのため大半の時間をベッドで寝ていて点滴を受けているような方もいましたので、独特の匂いがあったのです。

    初日の感想

    私が入ったのは4人部屋でした。
    1つのベッドは入院者待ちで、もう1つは布団がありませんでした。
    後で知ったのですが、熱を出して個室に移されていたのです。
    最後の1人は前述のとおり点滴を受けている方で、年齢層の高さを感じました。
    その他入ってみて驚いた点は以下があります。
    ・入浴は3回/週
    ・運動場は少し広い庭
    ・コインランドリーと乾燥機
    ・院内売店はあるが4回/週で1時間
    アルコールから離れることだけを考えていたのですが、毎日お風呂に入り1万歩以上歩いていた私としては中々考えて動かないと衝撃を受けました。

  • 1日の生活

    朝のスケジュール

    アルコール依存症の人は生活が乱れている方も多く規則正しい生活への矯正も目的となっています。
    朝は6時が起床時間となっており、電気が付きます。
    朝食は7時半ごろですが、症状によってメニューが数パターン用意されています。アルコールの影響で体の様々なところにダメージを負っている方がいるからです。
    9時半ごろにはラジオ体操があり、元気な方は参加します。
    その後、検温等症状のチェックがあります。

    昼のスケジュール

    昼食は12時前後です。解放病棟に行くと昼過ぎに依存症を繰り返さないためのプログラムがあるようですが、隔離病棟では特にありません。

    夜のスケジュール

    19時ごろに夕食です。
    その後はそれぞれが好きに過ごしていますが21時になると消灯となります。
    消灯後でもホールは23時までTVを見られるのでそこにいる人もいます。
    今回は消灯後に書いてしまっていますが本当はよくありません。

    隔離病棟ではアルコールの影響がなくなったと判断されるまでこのような1日を繰り返していきます。

  • 入院生活スタート

    入院生活の流れ

    入院生活が開始しました。
    病院によって違うところがあると思います。
    私が入院した病院では入院直後は全員閉鎖病棟に入院となります。
    閉鎖病棟では夜から朝にかけては外から鍵が掛かっており、閉鎖病棟区域から出ることはできません。
    日中帯は閉鎖病棟区域から出ることができますが、院内のみの移動となります。
    ここでは起床時間、就寝時間、食事時間は定められていますがそれ以外は自由です。私はノートPCとiPad、スマホにNintendoSwitchを持ち込んだのでアニメを見ながらゲームをしたり、電子書籍で読書をしたりしています。
    症状にもよるそうですが、離脱症状が治まったと判断されると開放病棟に移されるそうです。

    生活必需品

    私はアルコール依存症に限らず入院というものをしたのが初めてです。そのためもしかしたら常識なのかもしれませんが生活のために準備するもので少し後悔しました。
    入院前には保険証、印鑑、洋服、運動着、寝間着、洗面用具、お風呂用具、おはし、スプーン、コップ、筆記用具を用意するようにとあったので、娯楽機器と一緒にこれらを詰め込んできました。
    入院後に入れ忘れて後悔したものは以下の通りです。
    ・バスタオル
    ・ハンドタオル
    ・洗濯用洗剤
    ・食器用洗剤
    ・スポンジ
    私が入院した病院では食事の際に食器が付かないため用意したもので食事をとります。しかしながらそれを洗うための洗剤等が用意されていないので洗うことができない状態です。
    また、コインランドリー式の洗濯機があるのですが洗剤はありません。こちらは院内購買で変えましたが割高なので持っていくべきだったと後悔しました。
    また、無くてもどうにかなっていますが洗濯籠や洗面器があると便利だったかもしれません。
    あとは私が常備しているものとして旅行用の少ないコンセントで多数の機器が充電できる充電器があります。
    これがなかったら充電で大きなストレスを抱えていたかもしれません。

  • このブログについて

    投稿者について

    はじめまして、ヤサズといいます。
    私は現在アルコール依存症で入院して治療を目指しているアラフォーです。
    このブログでは入院生活の様子や回復までのプロセス、その後の経過を中心に書いていきたいと思います。

    入院までの経緯

    以前はお酒についてサークルや職場の飲み会で飲む程度だったのですが、3,4年前から職場のストレスにやられた私は帰りに高アルコールの缶チューハイを買って帰ることが増えてきました。
    最初は数日に一回だったのですが、買う頻度が増えていき、缶チューハイではなくウイスキーを買って炭酸水で割るなど足りなくなっても買いに行かなくても良い体制を作っていきました。
    元々夜更かし癖があったこともあり、夜遅くまでだらだらと飲む日が増え、日中帯に眠気が強くなる日が多くなっていきました。
    先日同じ職場の方より居眠りをしていることが多く目撃されていると苦言を呈され、これはまずいと重い腰を上げて会社の保健師さんに相談。産業医の先生も交えて相談し、入院することになりました。

    入院までの動き

    幸い私は会社の保健師さんや産業医の先生を交えて相談できたので、スムーズに入院の流れに入ることができました。
    社内での業務引継ぎと日程の調整を経て入院日が決定しました。
    着替えや洗面用具、箸やスプーン、コップを荷物に詰めて病院に到着、入院と相成りました。
    この時一緒にノートPCを持ち込めたのでここに記録を残していこうと思います。